容姿端麗6人組


「告白…、すればいいのに。フラれるかどうかなんて、言ってみなきゃ分かんないじゃん。」

「そんなに告ってほしいわけ?」

「だって、言わなきゃ何にも伝わらないよ?後悔しても知らないから。」


後悔……か。

たしかに、後悔はしたくない。


でも、それ以上に…

怖いんだ。


フラれた場合、離れてくのが。


今の関係が崩れるのが…


怖いんだ……


「幼なじみだから、恋愛感情もたれてないっていう事はないと思うよ?ほら、智樹くんだって、幼なじみに恋してるじゃん?」


言われてみれば…


でも、怜を見てれば分かる。

俺を、幼なじみとしか見てないこと。


「サンキューな?片桐。俺が、助けられちゃったよ。心配して来たのに、逆に心配かけちゃって……」

「そんな事ないよっ!!私こそ、智樹くんが来てくれたおかげで、元気になったし♪」

「ホント?」

「うんっ♪」

「良かったぁ~、」


ホッとした。

これで、来た意味なかったら最悪なヤツだもんな。













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