容姿端麗6人組
「とーもきっ」
「ん?」
今度は、つかさだ。
何か言われそうな雰囲気。
「優華のとこ、行ってたんだって?」
「あ、ああ。」
「保健室で二人っきりねー」
何だ、その冷たい目は…
「変な妄想すんなっ」
「別に、何も言ってないけど?」
うわぁー
何か、はめられた感じ?
「まあ?好きな女がいるにも関わらず、いつまでもウジウジして告白できず…。他の男に取られて、女遊びを始めた情けない男が、どっかに居たと思ってね。」
グサっ
情けない……
つかさの言葉は、心にグサグサ刺さるよ。
「そいつが、また外れた道を行こうとしてるのかと思ったから。一応、反応を見てみただけ。」
「余計なお世話。高校入って、止めました。」
「へぇ~」
絶対信じてねえな?
つかさの奴。
「今まで遊んでた女は、中学卒業して全員切ったよ。信じろ、って!」
「分かったよ。でも全員切ったって事は、告白する気になったのかな?」
たく…
告白する気になれるなら、こんなに悩んでねーよ。