容姿端麗6人組
・恋人△怜side
「おっはよーー♪皆ぁ~」
朝から元気よく登校する蓮と、後ろから眠そうに歩いてくるつーちゃん。
告白から一週間。
俊とは、まともに話せずギクシャクしたまま。
智とは、毎朝ぎこちなく登校。
はぁ……
返事を引き延ばしてるのは、私なんだけどさ。
こういう雰囲気、耐えられない。
だから、蓮とつーちゃん見てると羨ましいんだ。
「どーした?」
席に着きながら、つーちゃんが心配そうに言ってきた。
「ううんっ、何でもないよ♪」
「ふーん、そっか。」
関心が無いような返事だけど、何も問いたださずにいてくれた。
つーちゃんの、見えない優しさ。
無関心すぎてヒドイって時もあるけど、それに救われる時もあるんだ。
――ガラガラ、、
「ほらほら、席つけー」
亮ちゃん、登場。
でも、いつもより持ち物が多いような。
「亮ちゃん、何持ってんのー?」
クラスのある男の子が言った。