容姿端麗6人組
「怜ちゃん!俊が呼んでるわよ?」
飲み物を買って、俊の病室の方へ歩いた。
廊下に誰もいなかったから病室に入ると、俊のお母さんが言った。
「私は、外にいるわね♪ごゆっくり……」
耳元で囁いて、俊のお母さんは廊下へと出ていった。
ベッドで寝ている俊は、いつのまにか酸素マスクが外れていた。
「俊っ、心配したんだからね?」
「ああ、悪かった…。」
「二週間も意識なくって、心配したんだから。」
「ありがと。」
「え?どうしたの、急に…」
改まっちゃって……。
何か、いつもと違うよ?
「母さんから聞いた。毎日、来てくれてたんだってな…。」
あ、その事か。
改めて言われると、
何となく恥ずかしい……/////
「怜が毎日来てくれてたこと、すげえ嬉しかった。」
「う、うん…//////」
「それは、期待していいってこと?」
目がそらせない。
吸い込まれそうになって、見つめ合っている状態。
「怜、教えて?返事が欲しい。」
真剣な表情。
返事って、告白の……だよね?