容姿端麗6人組


「怜ちゃん!俊が呼んでるわよ?」


飲み物を買って、俊の病室の方へ歩いた。

廊下に誰もいなかったから病室に入ると、俊のお母さんが言った。


「私は、外にいるわね♪ごゆっくり……」


耳元で囁いて、俊のお母さんは廊下へと出ていった。


ベッドで寝ている俊は、いつのまにか酸素マスクが外れていた。


「俊っ、心配したんだからね?」

「ああ、悪かった…。」

「二週間も意識なくって、心配したんだから。」

「ありがと。」

「え?どうしたの、急に…」


改まっちゃって……。

何か、いつもと違うよ?


「母さんから聞いた。毎日、来てくれてたんだってな…。」


あ、その事か。

改めて言われると、
何となく恥ずかしい……/////


「怜が毎日来てくれてたこと、すげえ嬉しかった。」

「う、うん…//////」

「それは、期待していいってこと?」


目がそらせない。

吸い込まれそうになって、見つめ合っている状態。


「怜、教えて?返事が欲しい。」


真剣な表情。

返事って、告白の……だよね?














< 443 / 447 >

この作品をシェア

pagetop