容姿端麗6人組
「お荷物だなんて思ってないからな?」
少し怒った顔で、俊が言う。
「怜は、俺らに必要な存在。」
蓮も、笑顔で言う。
「皆ぁー!!」
俺は怜が泣き出したから、無我夢中で抱き締めた。
「と、智っ!?」
「ごめん…。俺が一緒にいれば良かった。」
「智………。ううん、大丈夫だよ。」
朝、俺が窓で怜を呼んだのは一緒に行こうと思ったから…
でも実際言おうとしたら言えなかった。
意地をはった結果。
凄く後悔した…。
何でかって、俺は怜が好きだから……
小一の時に引っ越してきた。
そして、初めて挨拶にきた怜に一目惚れしたんだ。
それからもう、8年以上。