険悪執事




「まだ………何か隠してる?」




セバスちゃんは眉をピクリと動かす




「………どうしたんですか?私は真実をすべて存じましたよ?」




………違う




あの……笑い方―――




セバスちゃんは




まだ、何かを―――




そのとき―――




私の頭に記憶の欠片が







「………え?」




何?今の―――




「お嬢様?」



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