エイプリルフール


周りには知らない女の子ばっかりで

髪が長い子ばっかりで

背もおっきくて

みんな女の子っぽかった。


自分だけが浮いてる気がした。



だから眉間にシワはよるし

一重はきついし

鏡に映る自分の姿を見ても

こんな子に話しかけたいと思わなかった。



案の定

友達はなかなか出来なかった。


一人だけ、隣の席の子が挨拶してくれた。


・・・酷くおびえたようにだけど。


あたしは魔王かって話。

まーいっか。どうでも。



そんなあたしが学校に行かなくなるのにそんなに時間はかからなかった。


ただ、めんどくさかった。

それだけ。


< 3 / 3 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

先生に、恋をした

総文字数/167

恋愛(その他)1ページ

表紙を見る
キズツクココロ

総文字数/629

詩・短歌・俳句・川柳1ページ

表紙を見る
アナタゴコロ

総文字数/733

詩・短歌・俳句・川柳1ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop