SIGNAL-危険信号点滅開始-
Collar2 ケツダンノトキ
「起立、礼。さようならー」
学校が終わった。
応接室に呼び出された後はクラスのみんなの視線が痛かった。
じろじろ見られるし、ぼそぼそ話している声が聞こえるし…。
すごくいずらかった。
「(それに…)」
―そんな自分、毎日を変えたいとは思いませんか?―
あの言葉がなぜか頭に残って繰り返される。
なんか、すごく…いやだ。
「帰ろう。」
わたしはそっと教室を出た。