心の底から…
「蝶姫さま…ボスがお部屋で御待ちでございます…」



「わかった…」






私は蝶姫の姿になると声を普段の何倍も低くしてしゃべっている…

それは、一時でも今の自分の姿に気を緩めないようにするため…








コンコン…



「なんだ」

「蝶姫です…」


「…入れ」

がちゃ



「…失礼いたします…」







「やっと来たか…」



ボスは見た目はたぶん誰もがかっこいいと思うだろう…

私も最初ボスに出会ったときにはおもいもしなかった…

この人が世界でも1、2を争う殺し屋のボスなんて…








< 38 / 44 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop