悪女と良男
『うっせー!
文句言うな!』
「はぁ?!
良男なら良男らしく草食系男子代表でいなさいよ!」
我ながらなんておかしな返し。
ドンマイ、自分の頭。
『まず1つ。
俺は良男じゃない。
義、だ。
これから良男って呼んだら容赦なく、押し倒す』
……押し倒すぅぅぅ?!
あんた、やっぱバカ?!
『そしてもう1つ。
俺、草食系男子代表になった覚え、ねぇーから。
と、言うワケで今日から俺の彼女だ、亜美。
分かったな?』
いやいやいや!
全然っ!
全然分かんないから!