はつこいマスタード

なにこれ…

視界には薄いブルーのシャツが広がっていた。

――これ、悠斗のシャツだよね…?私、抱きしめられてる?

「ゆっ、悠斗?」

男の子に、それも大好きな悠斗に抱きしめられ、どうして良いかわからない。
悠斗の胸板に手を置き、ひとまず体を離そうとした時、

――ギュッ

さらに強く、抱きしめられた。
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