生徒会長の悩み事

自分のしでかした行動に嫌悪を抱きつつ、最悪な気分に浸る




「あの…神崎先輩?」



図書委員が話したきり、会話が途切れた


?


副会長の奴、なんで黙ったままなんだ?




「先輩、どうしたんですか…?」



再度話しかける図書委員



「はっ!

す、すまない…

少しぼーっとしていただけだ…」



「?
そうですか」





・・・・・・・。





おいおいおい!!


ホントにコイツ(副会長)話が続かねえな



何だよ、この無言の空間は!?



図書委員も、出てくなら早く出てけよ

いつまで俺はこんな所(棚の影)に隠れてなきゃなんねーんだ!



それから数分後…



「それじゃあ、私はこれで…」


「ああ

心配かけてすまなかった

次、階段をおりるときは気をつけるんだぞ」


「はい
ありがとうございました

失礼します」




ガラガラガラ…





俺の気持ちが伝わったのか(?)、図書委員は保健室から出ていった



ふー

まずは一安心ってとこか


できれば副会長にも、さっさと出ていってもらいたいんだが…


ん?

出て行く気配ありか?




「もうこんな時間だ
生徒会室に行かなきゃな…


あいつら、心配してるだろうし」



副会長は制服を整え、起き上がろうと
ベットに右手をついた



「っ…!!」







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