生徒会長の悩み事





柄ではないが、俺は雨宮の頭に手を置きそっと撫でた



「今日のところは“お疲れ様”って言っといてやるよ」




…っていうかコイツ、寝るときも眼鏡外さないのか?


邪魔にならないのかよ



……………。



…今なら眼鏡、外しても大丈夫だよな?


まだ誰か来る気配もないし

雨宮は寝てるし



よし


取るか。


俺はそっと雨宮の眼鏡に手をかけた


っ……



・・・・・・



いや…何か


と、取りづらい…ι



今、凄く卑怯な事をしている気がしてならない



雨宮の顔を見る


・・・・・・



スースー…

静かな寝息





あ゛あ゛~!


やめた止めた!!



あんなに気持ちよさそうに寝ていられると
取るものも取れやしない!




「たくっ…

そんな嬉しそうな顔して
いったいどんな夢見てんだよ…」



俺は壁にもたれかかり
はぁ…
と、ため息を出す



「ン…と……じょ…」



ん?

今、雨宮何か言ったか?




「東、條ぅ…」




っ!?/////


お、俺の名前…!?










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