生徒会長の悩み事




「今日は校内の見回りと生徒会の打ち合わせがあるから…
一緒には帰れなさそう」

ごめんねと小さく呟く
最近、全然早紀と一緒に遊べてないし、帰りも一人で帰らせちゃって申し訳ないな…
今度なにか埋め合わせしなくちゃ…

そんなことを考えていたら、早紀がどうやら察したらしく


「気にしない、気にしない!そんな事より見回りがんばりなよ優月!」

と、明るく返してくれた

結構暴走することのある彼女だけれど、こういった気遣いや心配りを忘れないのが優しいよいところだと思う


「それじゃバイバイッ!また明日♪」


「うん。また明日」


もし相手が男子だったならば10人中10人が惚れてしまうであろう明るい笑顔を向けてくれる早紀につられ、つい自分も笑みをこぼしてしまうのが分かる

早紀は私にとって一番の親友…
それはきっとこれからもかわらない



元気に手を振って走っていく早紀を見送り、私は生徒会室へと荷物を置きに行った








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