生徒会長の悩み事


すると…



「ふー…」



生暖かい空気が優月の耳にかった



「ひゃぁあぁあっっ!!」



優月はびっくりして悲鳴をあげ

おもいっきり東條を突き飛ばした


どんっ!  「いっ…」



「なななな何するんですかっ/////!?」




滅多なことでは動じない優月だが

今回はこれまでにないくらいに赤面し

震える声で怒鳴った


すると
東條は意地悪そうな笑みを浮かべ


「何って、耳に息吹きかけただけじゃん
へぇ~…雨宮って耳弱いんだ
良いこと知った♪」

と嬉しそうに言う




「~~~~っ///」


優月はいたたまれなくなり
勢いよく立ち上がった

「私、もう戻りますっ!!」


と言い切ると、南校舎の方へと走っていった


(ななな何ですか!?あの東條直人はっ!!
人が素直に謝れば…
前言撤回します!誤解も何もないですっ!!
最悪最低です!同じ人間とは思えません!
東條直人=地球外生命体変態男、です!!)


優月の中で東條直人の認識が新たになった瞬間だった…







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