生徒会長の悩み事



「別に助けを求めるのは雨宮の自由だけど…


こんな状況、どうやってみんなに説明するんだ?」



っ!!

た、確かに…


どうしましょう

こんな姿他の生徒に見られたら…



そんな慌てる私を見て楽しむ東條



「いつもクールで凛々しい生徒会長様が
授業中にこんなことしてたなんてバレたら

会長と俺の事だし…
すぐに噂になるな

まあ、俺はかまわないけど…

むしろ好都合♪」


そう言ってフッと笑う


「っ////!?」


こっこいつ…

私が反抗できないのをいいことに…



どうしたら…



授業が終わるまで
あと5分


それまで耐えるか


周りに助けを求めるのか…



…助けを求めれば他の生徒にこの状態を見られる


そんなこと私のプライドが許さなかった…


よって必然的に
私に残された答えは“耐える”ということになる




それでも

ただされるがままなのは癪に障るので

思いっきり睨みつける



「…雨宮

今、自分がどんな顔してるか分かってる?

それとも…

誘ってんの?」



「!!フッ…ウ……///」


さ…誘うって

どういう意味ですか!?

というか…普通の言葉より息がかかる//



「とぅ…東じょ……やっ…ャメ…ぇ…」


冗談抜きでマズくなってきました

シャレになりません//



< 47 / 157 >

この作品をシェア

pagetop