生徒会長の悩み事
~東條side~
あ~いてぇ…
雨宮が蹴ったところの痛みがいまだに消えない
あいつ…どれだけ力入れたんだよ?
まったく…
「東條様、お顔の色がすぐれないようですが…大丈夫ですか?」
「まぁ!本当だわっ!!どうかなさったの?」
俺が痛みに顔を歪めていたら
多分同じクラスと思われる女子生徒2名が話しかけてきた
チッ…またうるさいのが来やがった
毎日毎日こいつらもよく飽きないよな…
あぁ…
さっきまでは楽しかったのに(雨宮をからかえれて)
こいつらに会うだけでテンションが下がる
相手するのがいちいち面倒なんだよな…
「心配してくれてありがとう
でも僕は大丈夫だから気にしないでね」
ニコッと微笑む
はぁ…
これでやっと終わ…「そんなっ!ご無理をなさらずにっ!!」
…らなかった
あ"あ"マジでうぜえ
仕方ない…
「僕のことより、君たちの方こそ大丈夫?
帰りが遅くなると危ないよ
…“可愛い女の子”なんだから」
そう言って俺は
目の前にいる女子生徒Aの頬に手を当てた
ボッ/////
バタッ…
赤くなって倒れた女子生徒A
女子生徒Bは「美緒様!お気を確かに!!」といってそいつを支えてる
…まぁいいか
帰ろ…
「それでは僕はこれで」
ニコ
「「あ…は、はい…」」
そこにいた2人にそう言い残し俺は教室を出た