生徒会長の悩み事


真顔で聞かれ少し対応に困る



「そ…そうですけど
それが何か?」



「ふーん」



東條はただそれだけ言って私に背を向け、ピアノの方へ歩いて行った




なっ!!

何ですか!?あの態度は?


あれが質問した後の相手に対する対応ですかっ!?


真顔になるから、何かあるのかと思って…



って!!

これじゃ、私が
東條直人なんかに、何か期待してるみたいじゃないですか!!?


誤解です!誤解っ!!




いえ…
確かに何か言いたい事でもってあるのかな~
とは思いましたが…ごほんっ!ごほんっ!!


失礼しました



そんな事より、東條に楽譜を返してもらわなければ…



「東じょ…う…?」


私が彼の方を向いたとき


彼は


ピアノを弾いていた




「この曲…」




そう


彼…

東條が弾いていたのは私が作った曲だった


すごい…やっぱり東條はピアノが上手です


私はしばらく東條のピアノに耳を傾けた



~♪~~♪~… 。



一通り曲を弾き終わり東條が話し出す



「結構、良い曲だな
曲作るの上手い…


というか…さすが完全無欠の生徒会長様

っとでも言うべきか?」





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