‐奏‐ kanade

理性に負けた俺。

病気と戦う奏鈴。



強いのはどう考えても奏鈴だ。



俺は奏鈴を守る資格など
無いのかもしれない。


「ね…奏音」


か細い声で俺の名前を呼ぶ。

全てが愛しい。

資格などなくても、
俺は奏鈴を守っていきたい。
守っていく。


強く…


誓った。

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