‐奏‐ kanade


悔やむことはいくらでも出てくる。

だけどあたしの生きた日々は
悔やむようなことだけじゃなかった。


あたしのことを一番に考えてくれる、
だいすきなお父さんがいる。

お母さん、
あたしをこの世に産んでくれて、
ありがとう。


そんなふたりに、
あたしの最後のわがままを
聞いてほしいの。




あたしはきっと、もう









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