‐奏‐ kanade

俺の心を読み取ったように
「幸せだよ」と言った奏鈴。


「だって…あたしは親がいて、
…周りと比べたら
普通じゃないかもしれないけど、
生きてるよ。

遊びにいくことだって
簡単にはできないし、
友達と買い物だってしたことない。
それでもね…あたしは幸せ。


奏音がいてくれるから」


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