‐奏‐ kanade

「愛してる……」
呟いた奏鈴はどこか寂しそうな顔をしていた。





しばらくの沈黙の後、

「うん…あたしも、奏音を愛してるよ」
迷いのない目で。

愛の言葉を伝えてくれた。



「…きっと奏音を知った日からずっと、あたしは奏音を愛してるの」



< 76 / 91 >

この作品をシェア

pagetop