恋オモイ
梨佳ちゃんと奈々子はそれから何も言わずに出ていった。
いつの間にか教室にはだれもいない。
カチッ…カチッ…
7時。私は携帯を握りしめてただただ相沢くんを待った。
♪~~♪~~♪
『ミドリ!!』
電話から聞こえてきたのはキレている奈々子の声だった。
『今ひとりで買い物してんだけど来れる?!』
「私相沢くん待ってるんだけど」
「相沢がいるんだよ!その相沢が!女と二人で楽しそうに指輪選んでんの!」