恋オモイ



梨佳ちゃんと奈々子はそれから何も言わずに出ていった。

いつの間にか教室にはだれもいない。


カチッ…カチッ…


7時。私は携帯を握りしめてただただ相沢くんを待った。


♪~~♪~~♪


『ミドリ!!』

電話から聞こえてきたのはキレている奈々子の声だった。

『今ひとりで買い物してんだけど来れる?!』

「私相沢くん待ってるんだけど」

「相沢がいるんだよ!その相沢が!女と二人で楽しそうに指輪選んでんの!」







< 24 / 52 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop