大好き先生
その日の夜、9時過ぎに電話が鳴った。

【マゴルゴ】

「もしもし?」

「俺だけど…今大丈夫?」

「うん、大丈夫だよ」

「あのさ、今度の日曜日空いてる?」

「空いてるけど…」

「遊園地行かない?」

「それって…」

「デートのお誘いっ!」

「うん、行くぅー」

「ぢゃあまた明日学校でな」

「はーい」

そういって電話を切った。

ヤッターマゴルゴとデートだぁ!

次の日、私はにやけっぱなし!

「ちょっ明日希、にやけすぎ(笑)」

「だってデートだよ!?デート!」

「はいはい!っかにのが明日希探してたよ」

「にのが?」

「うん、職員室いるんぢゃない?」

「放課後行ってくる!」

「うん」
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