大好き先生
「明日希ぃ…手、繋ごっか」

「う…うん」

にのの左手と、私の右手が絡まりあう。

「帰したくねぇ」

「また明日会えるじゃん!」

「ぢゃあキスして」

「え〜恥ずかしいよ」

「拗ねるもんね…」

「わかったよぉ」

私は、にのの頬っぺたにチュッてした。

「頬っぺたじゃダメ!!」

「意地悪」

今度は、にのの唇に私の唇を重ねた。

「かわいい!!明日希ぃ」

「バカにの」

「ほら着いたぞ?」

「ぢゃあまた明日ね」

「土曜日の約束忘れるなよ?」

「忘れないよ〜んぢゃね!送ってくれてありがとう」

「おうっ!また明日な?」

「うん、バイバイ」

にのは、片手をあげて車を発車させた。
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