大好き先生
「…うん」

心のどこかで期待してたんだ。

誠が反対してくれることを…

もう後にはもどれない。

さよなら、ありがとう高橋先生。

「んぢゃな」

「うん…」

ツーツーツー

携帯を閉じると、涙が溢れ出した。

気付くとにのに電話していた。

「はい?」

「明日希だけど…」

「おうっん?明日希泣いてる?」

「誠と別れたから」

「頑張ったな!今から会える?」

「うん」

「ぢゃあ今から明日希ん家行くわ20分くらいしたら外出てきといて」

「わかった」

電話をきり、ベッドにダイブした。

あー誠と別れちゃった…

あんなに好きだった誠と…

でも今はにのの方が好き。勝手だよね、私…
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