大好き先生
「うぅ…明日希ぃ」

「ごめんなさい。今までありがとう…高橋先生」

そういって私は携帯を切った。

涙が次から次へ溢れ出してくる。

♪〜

また携帯が鳴った。

【にの】

「はい」

「明日希?泣いてる?さっきからかけてるけど話し中だし…」

「高橋先生からね…電話があったの」

「高橋先生から?」

「私とやり直したいって…」

「そっかぁ…」

「でもね、私ちゃんと断ったよ?高橋先生以上に大切な人がいるって」

「ありがとな?高橋先生は?納得してた?」

「全然…」

「そんなんで別れてもお互い辛いだけだぞ?二人が納得する形で別れないと…」

「納得してくれるかなぁ?」

「明日希の本音を話してみ?明日希のことがほんとに好きならわかってくれると思うよ」
< 55 / 169 >

この作品をシェア

pagetop