赤髪探偵 ① +~+春の夜桜事件+~+
「・・・君、聖楠(セイナン)高校の1年2組、金森駿君でしょ??」
彼女は、穏やかにそしてやんわりと言う
「ちょ・・・どうして俺の名前を・・・・・・」
俺が質問しようとした時にまた、さっきの警官が来た。
「探偵さん!!その方はお知り合いですか??」
その人は、少し小走りで近くにやってくる。
警官も俺の体勢を見て不審者だと思っているみたいだ。
・・・まあ、思われてもしょうがない体勢だけど・・・・・・
秘密の道で来たから、頭には小さな葉がいっぱい付いていておまけに赤髪の彼女から戦闘態勢のようなポーズになっている。
「えぇ、彼は私の助手です。」
彼女は警官にニッコリとほほ笑みながら言う。
たちまち、警官の頬は赤く染まっていった。