赤髪探偵 ① +~+春の夜桜事件+~+
桜の所まで行くと、大勢の人が居て・・・
すぐに、その人達は誰なのかが分かった。
「・・・警察・・・・・・??」
たしかに、今木は警察も絡んでいるとは言っていたし、昨日だって警察官は居たけど・・・
比べ物にならないほどの人数だった。
「・・・君が、金森駿くんかね?」
そのなかで、長い茶色のコートをはおった、中年のおじさんがこちらに近づいてくる。
その様子には、みょうな迫力があって・・・後ろに逃げたかったけど背中を押している茜さんが居て、そのおじさんを俺は面と面を向かい合うしかなかった。