あなたとあたし。
「別にー」

とか言うのも失礼かな?と思ったし、

私はそんなことを考えてたんじゃなかったから

「そうじゃなくて、先生のあの癖、まただなぁと思ってたの。」

と言うと佐藤は安心したような顔をして



「だよな、あれがあるから先生の国語は嫌なんだよなぁー」

と頭をぼりぼりかきながら嫌そうな顔をする佐藤。



改めて顔整ってるなぁとか思ってる私。


「ん?どした?またぼーっとして。」

と痛いところをつかれた私は



「いや、考え事」

と私が言うと

「そっか、お前にも考え事することあるんだなー

まぁたいしたことないだろ?」


と言われてみると、まぁたいしたこともないかな?

と思う。



けどっ!!!



「お前にも」って何?「お前にも」って!!


と一人で怒っていると


「まぁそんな怒るなってー」


とばかにしたように笑う佐藤。



「もう!!ばかにしないでよっ」

と言うと後ろの席の波実が


「あ!またもうって言ったー!!!」


と喜んでる。


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