いつまでも。きっと…

不安と期待

チリリリリリリリ…

「もう…まだ眠たいよ。今何時だろ」
…7時30分!?やっばーーーい。

中学の入学式そうそう、遅れたらまずいよっ
私は、昨日ながめていた新品の制服を急いで乱暴に着替えた。

髪をとかしてまだ数分時間があったからゆっくりご飯を食べながら考えた。
「中学か…小学校でいっぱい友達いたからきっとすぐ出来るよね。勉強もたぶん大丈夫でしょ‼ただ一つ足りないのは…過去の恋…いや、もぅいいや。学校行こっと♪」

私はその複雑な想いを胸のかたすみおいて、学校へと向かった。
学校に行く途中、小学校の頃の友達がいたので話しかけようとした。

「加奈ぁ、、、」
あれ?となりに誰がいるなぁ…誰だろ。もしかして、もう友達出来ちゃったのかな…まっいっか‼
そして私は、一人で行くことにした。

クラス発表の紙を見てキャーキャー叫ぶのはちょっと変わってると思う。だって、廊下越しに違う教室に行ったらすぐ会えるのにと、私はいつもそう思っていた。
でも、少し安心した。小学校でいつも一緒だった4人組がみんな一緒のクラスだったから。

教室に入ると、やっぱり3人が寄ってきた。

「美奈子【みなこ】ぉ~~やったね♪」
「うん、千沙【ちさ】。よかったね」
「清水、よかったな。これからもよろしくな。」
「翔【しょう】、千沙と一緒でよかったね」
「清水と一緒なんてちょー最悪ぅ~」
「私も功【こう】と一緒なんていやー」

そんな冗談などを話しながら、朝の自由時間が終わった。

《生徒の皆さん、おはようございます。入学式がはじまりますので、体育館へ移動してください》


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