【短】無口なあなた
「たーつーやー。」
あたしは人目を気にせず大きな声で叫んだ。
「えぇっ??未結??
さっきの男は??」
あたしは達也の質問を無視して話した。
「あのね、達也。
あたしあの時達也はあたしの事嫌いだって思ってたの。
あたしばかり好きでいるのが辛くなった。だから別れようと思ったの。
でも別れてもずっと好きだった。
今でも好きな…っキャッ!!」
急に達也に抱き締められた。
「た、たつや//」
「ごめんな。辛い思いをさせて。」
あたしは首を横に振った。
「てか、さっきの男はいいのか??」
「勇太がね背中押してくれたの。
『あいつが好きなんだろ??追いかけな』って。」
「そっか。」