亀吉の桜
案の定、
陽一君は
目の前の公園の草陰で
一夜を過ごし、
翌朝には
あっさり帰ってきた。
親も兄弟も
どこ行ってた、
心配したと
泣きじゃくる中、
僕だけが
いつもと変わらず
朝食を催促すると、
やっぱりな。
お前には
敵わないな。
と笑いながら
朝ごはんをくれた。
その日は仮病を使い
学校を休み、
僕と一緒に
お昼を食べた。
お昼を無我夢中で
食べている時、
お前だけは
俺が帰ってくるって事を
信じてくれてる
って思ってた。
ありがとう。
亀吉。
そう言っていた。
二回目の
理解出来ない
感謝の言葉。
何で?
ありがとうって、
何で?
陽一君は
目の前の公園の草陰で
一夜を過ごし、
翌朝には
あっさり帰ってきた。
親も兄弟も
どこ行ってた、
心配したと
泣きじゃくる中、
僕だけが
いつもと変わらず
朝食を催促すると、
やっぱりな。
お前には
敵わないな。
と笑いながら
朝ごはんをくれた。
その日は仮病を使い
学校を休み、
僕と一緒に
お昼を食べた。
お昼を無我夢中で
食べている時、
お前だけは
俺が帰ってくるって事を
信じてくれてる
って思ってた。
ありがとう。
亀吉。
そう言っていた。
二回目の
理解出来ない
感謝の言葉。
何で?
ありがとうって、
何で?