つ ば さ

う-ん。

そんな俺を、佐々木は見透かしていたのか。…やるな。





自分どんだけ上から目線だよ、とか思ったけどそう思った。





佐々木には負けたくない。



それは、佐々木に何を言われても変わらない信念。

けど…確かに、中学時代から佐々木にとらわれたジャンプをしていたのは、本気でやって負けるのが怖かったからなんだ。





どうせ、佐々木の真似事だ、と負けたときの言い訳を用意した。

弱いなぁ、俺。


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