日本女児VS肉食獣
「はっまさかお前、古風な考えの持ち主か?」
「古風とかじゃない。本当のことを言ったまでだ」
コイツにまともなことを話しても、聞き耳持たないし、諦めよう。
僕は、自分の教室に戻ろうとした。
パシッ
は?
なんで腕を掴まれてるんだ?
「何をする」
無意識に、帳を睨みつけた。
「いっいや、何も…ていうかお前、腕細くないか?」
何もないなら、はやく離してもらえないだろうか…
「細くない」
「いや、明らかに細いぞ?」
帳はそう言うと、僕の肩を触りだした。
何なんだ…一体。
「剣道とかしてるわりには…撫で肩だな。それに…」
そして、僕の腰あたりを触りだす。
「ちょっ…何なんだ?」