日本女児VS肉食獣
才色兼備な狐の『笑み』
僕が、帳からあんな発言をされて1週間たった。
帳は不良グループの頭らしく、忙しいみたいで、あまり学校には来てない。
別にどうでもいいんだけど、情報が逐一耳に入ってくる。
理由は…
「ねぇ!!雪乃!今日もヤンキー来ないって!今日は、隣町のヤンキーと戦うって!!」
みぃが毎日まいにち、こうやって話してくるからだ。
「そーなんだーよかったねー」
棒読みの僕に呆れたようなため息をはく、みぃ。
「何よ!雪乃ってば、あたしが親切で教えてあげてるのに〜」
「ははっ…ありがとね」
なんか、みぃってば楽しそうだな…
「なんでそんなにウキウキしてんの?」
僕が疑問を口にだすと、
「えっ?楽しいじゃん!!肉食獣に狙われる小動物…みたいな?あたしは、草食獣が好きだけどね〜」
ウインク付きで、恐ろしいことを言った。
悪魔だ…みぃは。