日本女児VS肉食獣

「お2人とも、素敵…///」
「幸ぃーーーー!!!」

目の前で、バタリと人が倒れた。

「えっ?!」

僕は、思わず声をあげた。

「大丈夫?君」

都くんが、その子の元に向かった。

大丈夫かな…?貧血??
それにしても、僕の周りって、よく人が倒れるなぁ〜(汗)

「お〜い?」

パチパチと優しくその子のほっぺを叩く都くん。

「ん……ん?」

「幸っ!!」

友達の女の子が、その子の名前を呼ぶ。

「幸さん?」

「は…―――っ!!!」

言葉を失う、幸さん。

「なっえっ…………」

バタリとまた気を失った。

「僕が保健室までこの子、連れていくよ。またね?花…いや、雪乃介くん」

「はい…真侑理さん」

にっこり笑って、真侑理さんは去った。

いい人だよな…多分。

帳のせいで、人を疑う癖がついてしまいそうだ。



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