日本女児VS肉食獣
「兄様、はやく行かないとHRが…」
「あっ…そうだね。ありがとう、舞」
「はっはいっ!!兄様の役にたてて嬉しいです!!」
舞は、そう言って、キラキラの目を向ける。
…舞は、僕を尊敬しているらしい。
だから、こうなる(汗)
「ちょっとぉ〜まいち〜??」
「僕は、まいち〜じゃないっ!!マ・イ・チ・カ・だ!!」
のほ〜んとした声が聞こえると思ったら…
「あっ!!雪姉!!」
「雪姉じゃない!!兄様か、姉様と呼べ!!」
武だった。
舞…いちいちツッコみすぎだから。
まず、呼び方にこだわり持ちすぎだから。
「ミストちゃん、ちわっス!!雪姉、どーしてココに?」
隣のみぃは「ちわ〜♪武哉ちゃん」と言っている。
「あぁ、ちょっといざこざがあってね」
「そ。まぁ、後でじっく〜り聞けばいっか♪」
にっこりと笑うその顔は、舞と似ているのだが、武のは黒い(汗)