日本女児VS肉食獣
「そうなんだ。マジありえねぇーだろっだから俺、週1でジム通ってて…マジ金ハンパねーっての…って、あ…」
マシンガンだ。
意外にマシンガンだ。
「泳ぐの、好きなんだ」
僕が微笑むと、
「う…うっせ」
灑牙はちょっと恥ずかしそうに、そっぽをむいた。
「じゃ、今から許可貰おうか。僕の手帳にサインしてくれるかな?」
「は?お前…どんな位置にいんだよ…」
「ん?先生を通さなくても、全ての決定権を任されている…元生徒会長?」
「……そ…そうか」
サラサラと、灑牙は僕の手帳にサインし終わった。
「プール、見に行く?中は大概シンクロ部とかが使ってるけど、広いから水泳部も使ってるよ。外は寒くなるまでは基本、水泳部のみが使ってるね」
「いい設備だな…」