日本女児VS肉食獣
「でしょ?じゃ、こっち。泳ぎたいなら水着も売ってるよ」
「は?売ってんのか…どんだけ金持ちなんだよ…」
「きちんとした試合に使える水着だよ。部活入ればタダで貰えるから…灑牙は入るんだし、プール使っていいと思うよ」
「さ…さんきゅー…」
はははと苦笑いしている灑牙。
あれ?何か悪いことしたかな?
「とりあえず、売店で水着貰って、更衣室で着替えてきなよ。僕も、灑牙の泳ぎみたいし」
「…あぁ。でもそんなたいそうなもんでも…」
謙遜しだす灑牙。
「僕が見たいから。いいでしょ?」
僕は灑牙に近付き、僕より少し低い、灑牙の目線に合わせてしゃがんだ。
「……ん。わーったよ」
ん?
少し頬が赤いのは気のせいかな?