日本女児VS肉食獣

あぁ。なるほど。
だから若様かー…って…

「マジですかっ!?」

今時、普通に学校来てるヤクザっているんだー…
あ、でも柊葵はサボり魔か。

「…マジだ」

そう言った柊葵は、組んでいた腕を組み直した。

「柊さんっ椰那の野郎がっ」

や…し…な?
…いやいや、んなわけ…

「…くそ帳が。しつこい死ね」

あったね。
んなわけあったよ。

「……とりあえず…俺、コイツと家戻る」

「あぁっ!!うん!が、頑張って!…でいいのかな?」

「……プッ…あぁ」

笑った〜!!
すごいっ!!何かすごいっ!!

「若様が…笑うなんて…」

「五月蝿せぇぞ、桂。行くぞ」

「うす」

2人は走って行ってしまった。

さてと、僕もおばさんの手伝いして、授業に…

キーンコーンカーンコーン…

…結局サボってしまった…




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