日本女児VS肉食獣

おばさんから頼まれた仕事を終え、教室に戻ると…

「ちょちょちょちょーっとぉ!!雪乃遅いっ!てかサボりぃ〜!!!」

みぃがすごい勢いで詰め寄ってきた。
顔と顔の距離、約2cm。
近っ!!

「ご…ごめん…みぃ」

「だいたい…って何か髪の毛湿ってない?」

うーーーわーーー…
流石みぃ。洞察力だけはあるんだから。

「いっいやーさっきねぇー…噴水の水被っちゃ…あ」

ちょっと墓穴ったー!!
何なのこのミス!!
僕に限って、こんなミスはありえないだろう…!!

「ふーん…まぁいいわ。このことと関係あるんだろーし」

「?何のこと?」

「あのねー?隣町で今、乱闘騒ぎが起こってんの」

「乱闘?それが?」

「もう…それが椰那帳率いる何とかってチームと、蓬田組の乱闘なのよっ」

「…へ?」



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