日本女児VS肉食獣
「んでー?どうなったの?蓬田組の若頭とっ」
どうなった…?
んー…
「な…仲良く…なった…かも」
笑ってたし。
「まぁじぃでぇっ?!ふっふー♪」
ぇえっ…何でそんなにご機嫌になるの?
みぃの機嫌を左右してる、何かが僕にはわからないよっ…
「てかー…ちょいちょいあのヤンキー絡んでくるよねー…」
「?」
「いやー…うん。何かある度に、椰那帳出て来るじゃない?」
確かに…そうかも。
ちょいちょい現れては、僕のことからかって去る。
何でだろう…
「何かあるっぽいけど、まぁだ足りないわ…物証が」
「みぃ…お願いだから、まるで探偵みたい「探偵じゃないわよっ雪乃。警察よっ!!」
「あー…はい。すいません」
みぃは、ひとつやりだすと、飽きるまでやり続けるからな…
どうしよう。
とりあえず、僕が歯止めにならなきゃ。
何かあったら、律にも申し訳ないし…