日本女児VS肉食獣
「誰あの人ー!!」
「カッコイイ…」
「ちょっ!あたしら、挨拶しとかない?!」
周りが一気に騒がしくなってきた。
「僕ら、ここから離れない?もう1年生来てるよ?」
「だいじょーぶっ!てか、雪乃がいないとダメだよー(笑)」
「何言ってんの?」
ダダダダダッ
ん?
「すっすいませっん///」
「はい?」
1人の女の子を筆頭に、3〜4人のグループが僕に近付いてきた。
体育館がわからないのかな?
「あっあの…お名前…おっ教えていただだだっ…頂いても、よろっよろしいでしょうかっ」
ハーハーと息切れしている彼女。
「大丈夫??」
「はっはい…///」
僕が眉を下げて、彼女の目線までしゃがむと、頬を染めた。