好きの瞬間
「今日は感謝しないよ!だって自習なんだもん!」
そう。晃平は自習なのに起こした。
なんで?なんで私の睡眠を邪魔するのー!
そう叫んでやりたい。
けど、注目浴びるのは嫌だから止めた。
晃平といるだけでも注目を浴びるのにわざわざ自分から浴びたい、とも思わない。
晃平は最初からモテモテだった。
3年になって初めて同じクラスになって…というか初めて晃平の存在を知ったのだけど…
新しいクラスに入ると1つだけ女の子に囲まれてる机があった。
それが晃平の机だった。
女子に囲まれてるだけあってイケメンだったけど…
でも、そんなに騒がれるほどの奴じゃないとは思った。
だってしゃべってみると普通の男子だったし。