嘘の愛に溺れて
待ち合わせ場所にはまだ、真菜はきていなかった。
俺はケータイをいじりながら真菜を待つ。
モ●ゲーで暇潰しにゲームをする。
真菜がくるまで、ずっとモ●ゲーで遊んでいた。
待ち合わせ5分前になってとうとう真菜が来た。
俺は「こっち」と手招きする。
気づいた真菜は嬉しそうにこっちに歩いてきた。
「ごめんね!待たせちゃったね…。」
「ん。今来たとこだからへーき。」
「本当??よかったぁ~!」
ホッとしたように胸を撫で下ろした真菜の格好は、綺麗な緑色をし、小さな花柄のワンピだ。
足にはシンプルだが、服にはかなり合ってる踵の高いサンダル。
制服の時とはまた違って、いつもより可愛く感じる。
「今更だけど、どこ行く??」
俺から質問を投げ掛ける。
本当に、今更だ。
計画性がないと言われても何も返せない。
「宏樹はどこ行きたいの??」
「……メシ??」
「……まだ10時…。」
「やっぱ??」
だめだよな…。