最強姫と炎の王子
トントン。


静かになおかつ、聞きやすいようなノック音。


「どうぞ。」


フルノースはドアを見据えて真面目な顔になった。


入ってきたのはユースと男二人。


「連れてきました。私はこれで失礼します。」


そさくさとユースは帰って行った。


フルノースは止めることもしなかったが。


「やぁ。いらっしゃい、能力者協会へ。」


二人を座らせると自己紹介をはじめた。


「俺は能力者協会の長、フルノースだ。

以後、よろしく。


こっちはシルフィー。年は…15か?」


「そうですね。ちゃんと合ってますよ。」


頭を少しだけ下げてあいさつするシルフィー。


なにかに気づいたようにシルフィーは付け加えた。


「こっちは守護者のレイ。」


レイは礼儀正しくお辞儀。


レイを見た男の一人が勢いよく立った。





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