最強姫と炎の王子
「いいかな?

早速だけど、これに目を通してね。」


ざっと5㎝にもなりそうな冊子。


でも、なぜかまだ発言すらしていない


男の方に置いた。


男はちらりと鋭い視線を向けた。


「あぁ、君らのことは知ってるよ。

君が能力者で、隣の彼は守護者でしょ?」


当然のようにフルノースは答えた。


自己紹介もまだなのにどうして


知っているんだと言わんばかりの目。


「大丈夫。僕らしか分からないから。」


「なぜだ・・・。なぜ分かる!!」


突然立ち上がりテーブルを叩いた。





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