最強姫と炎の王子
紅茶を飲んでいたシルフィーが


カップを置いて、見据えた。


「私たちは上級能力者。

それくらい造作もない。

だけど、これ位の秘密は私たちで隠す。」


男も気持ちが落ち着いたのか座った。


シルフィーが小さい声で呪文を唱えた。


その直後、キン!と音がした。


「今ここは盗聴できないようにした。

好きなように話すといい。」


すると、最初に声を出した方が口を開いた。


『・・・・俺らはベサール王国から来た。

こっちは、第一王子のフレイス。

俺は守護者のカイン。』


「表向きはな・・・。あれが無ければ

普通の王子なんだ・・・。」


フレイスは下を向いてしまった。




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