最強姫と炎の王子
バルコニーに家族で集まり記者の質問に
答えた後に奥に戻った。





国王とヘルム王子は公務に出掛けるために
準備を整えた。


「じゃあ、シルフィーよ、仕事も程々に
がんばるのだぞ。」

国王は軽く引き寄せてシルフィーを抱きしめた。

「はい、父上。父上も無理なさらないように。」


国王も王妃を失ってから気持ちを落としていた。


余計に仕事をして紛らわそうとしていため、一時期
体調を崩していた。


「俺がみているから心配するな。」


側に立っていたヘルム王子が声をかけた。


今は国王の仕事を引き継ぐために
公務についていっている。


別れの挨拶もそこそこに公務に向かって行った。



「姉上!今日はこの後空いていますか?」


後ろから来たのはメテル王子。


もっぱら姉が大好きな弟だ。


「すまない。この後予定があるんだ。

明日はたぶんこのまま行けば大丈夫だろう。」


「そうなんですか…。明日一緒に
お出かけしましょうね!」
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